「自宅サーバー管理人に100の質問」というのがあったので、答えてみました。
kaw といいます。本名からとりました。
1963年11月生まれです。
テレビ局に29年間勤務したあと、自営業をしています。IoT関連、あるいはネット動画配信関連をやっています。
1980年くらいから。
1993年くらいから。
junetも含めるとすると、1986年くらいから。
興味があったから。
情報収集
はい。仕事で。
可能なとき、必要に応じて
はい。
ボトムアップなアプローチ、分散管理なところ。
情報リテラシやセキュリティの知識がない者が儀牲者になりやすいこと。
(なので、力のあるものがそのような弱者を護るべきだと思う。啓蒙等も含めて。)
「インターネットをしよう」と思ったことはないです。
珍妙な単語だよね。ネチズンとかもそう。
まぁ、この言葉の意図するところは分かるけど、Real Worldで常識的な行動が取れてれば、わざわざこんな言葉に頼らなくてもネットでもちゃんと行動できるでしょ。
あったような気もしますが、忘れました。
あったような気もしますが、忘れました。
メジャーなSNSがほとんどですね。最近は。
SNSに囲い込まれていないという意味では貴重な存在
ここ数年でめっきり減りましたね。
いいえ。
いいえ。
はい。
今は開局してませんが1アマを持っています。
モールス信号で外国局と交信したり、衛星や初期のパケット通信を経験しました。
いまは開局してないのに加え、集合住宅住まいでアンテナとか簡単に上げられないので、
もっぱらシミュレータで遊んでます。
前職での仕事柄、プロの資格(第一級陸上無線技術士)も持ってます。
一時期ちょっとだけSkypeを使ったくらいかな。
あと、勉強のためasteriskを動かしてみたことがあります。
コンピュータ自体が変わりなくいじれるなら、そんなに困らないんじゃないかな。
(社会状況的に、ということであれば)その後、 インターネットのalternativeを作るような動きが出てきたとしたら、 是非参加したい。
1993年
当時、インターネットへは常時接続ではなかったので、
ダイアルアップで接続してる時だけ、プロバイダ上の自ページから自宅サーバへの
リンクが現れるような細工をして運用してました(このリンクのことは、ドラえもんの どこでもドア をもじって ここだけドア などと呼んでいました)。
インターネット以前も似たようなことやってました。
アマチュア無線のパケット通信で、OS-9 (8bit CPUで動くマルチタスク・マルチユーザOS、Unixのサブセットみたいなヤツ) を使って知人にユーザアカウントを開放したり、BBSソフトを自作したりしてました。
これを自宅サーバと呼んでよいなら、立ち上げたのは1985~1986年くらいです。
ずっと前からそういうことに興味があったから。
ていうか、もう癖みたいなもんなので、大目に見てください。
ショボイです: Pentium4 2GHz, 1GB mem, 320GB IDE×2 ... 現在の用途では十分だけど。
いいえ。
ディスクは2台ついてますが、スクリプトで定期的にバックアップしてるだけです。
OpenBSD
居心地がいい。本質的じゃないところに悩まされることが少ない。
Windows系とかLinuxの商用ディストロとかを見てると、何かと大変そう。
ADSL
RIMNET
1620円
IPのプロトコルスタックはカーネルにスタティックに組み込まれてるので、固定。 別にカーネルモジュールとかにはしてない。
‥ということじゃないですね、
「IP = グローバルIPアドレス」という意味ですよね。非固定です。
実際にはIPアドレスが付け変わるのは、1~2年に1回くらいです。
OpenBSDの一般的な修正手順にしたがってます。
こうやって書くと大変そうだけど、手順自体はワンパターンなのと、 パッチの発生頻度が低いので、手間はそれほどかかりませんね。
あと、作業後に出来た生成物はバイナリパッケージとして公開しています。
あえて専用のソフトを入れたりしてないけど、pf, pflogd, chkrootkit あたりか。
まぁ、OpenBSD自体がセキュリティソフトみたいなもんだけど。
ない(と思う)。
クラックされたら、オリジナルの状態とdiffを取ってみる。
その後、原因が判っても判らなくても、OSのクリーンインストールをするかな。
使っていません。
ADSLで動的IPアドレスですが、IPアドレスが変わることはほとんどない(1~2年に一回程度)ので、IPアドレスが変わったことをメールでお知らせする監視スクリプトを走らせて、実際に変わったら手動で修正しています。
はい。onamae.comです。
1620円/年
いいえ。
サーバにPPPoEを喋らせて、ADSLモデムに直結しています。
ていうか、自宅サーバ自身がルータになってるって言ったほうが正解か。
19台 (Raspberry PiなどのSBCも含みます)
いいえ。
別部屋に置いてあるので。
いいえ。
いいえ。
通常はヘッドレス運用です。
はい。
一日一回、rsyncを使い現用ディスクと予備ディスクの内容を同期させてます。
OpenBSD-httpd、もともとOSに入っていたので。
OpenSMTPD。もともとOSに入っている。
立ち上げているが、インターネット側からはアクセスできないように設定してます。
OSに附属の ftpd
立ち上げているが、インターネット側からはアクセスできないように設定してます。
BIND9。 これもOSに入っているものをそのまま。
立ち上げているが、インターネット側からはアクセスできないように設定してます。
またキャッシュサーバとしてのみ動作させています。
いいえ。
自宅サーバではないが、個人的に管理している別のサーバではPPMLを動作させています。
はい。
接続元IPアドレスから推定すると、一日数十人くらいかな。
ログインアカウントという意味であれば、私だけです。
とくにないです。
強いていえばOSがマイナーで日本語の情報が少ないことだけど、Unixの一般的な知識で対応できる範囲内ですね。
とくにない、かな。
http://www.on.rim.or.jp/~kaw/ に載っている多数のサイト
特になし。あるいは沢山ある。強いて挙げれば;
あたりかな。会社でサーバ管理やってた部分ともかぶるけど。
「自宅サーバー関係のサイト」はほとんど知らない。
5~10分くらい、動作確認程度。
あと、Charlie Root君がメールで送ってくる日/週/月報の確認。
それから、
くらい。
7000~8000円くらい (PC以外も含む、サーバ分のみは不明)。
ほとんど見ません。
残念ながらJPCERT/CCもほとんど見ませんね。
情報のアップデートがなさすぎるような気がします。
自分で作成したソフトウェア関係の成果物、その過程で得られた知見など。
現在、河豚板っていうOpenBSDのLiveCDを公開し、配布しているのが一番の目玉かな。
公開方法としては、HTTPの他にBitTorrentも運用しています。
あと、小規模なウィキファームを運用しています。
「FuguIta - OpenBSD Live System」 ..... まんまです。
河豚板を使おうとしている人、使っている人
はい。内容は秘密です。
PukiWiki
コンテンツの記述とプレビューには w3m、外部エディタとしてEmacs を使用。
Google Adsenseを設置してますが、まだ支払いされる金額まで到達していません。
いいえ。
自作のスクリプトでアクセスログのサマリをちょろっと眺める程度です。
はい。
中国やロシアあたりからのウェブクローラ、
あと、Wikiへのコメントスパムに対しては制限をしています。
はい。
PukiWikiを使用しているので、任意のページにいつでも設置できます。
いいえ。
自宅ではないが、個人的に管理している別のサーバではircdを動作させてますが。
いいえ。
(Apacheのモジュールも含むとして)
PHP, Ruby, Gaucheなど
特に思いつかず。その場で適当にググるんじゃないかな。
いわゆるRDBMSは使っていません。
はい。
いいえ。
いいえ。
荒らされたとしても、単に放置でしょう。どうせいつでも直せるし。
有料のソフトウェアを購入した経験はほとんどなし。
学生時代に8ビットOS用のコンパイラやLispインタプリタなど。
多分30年間の総額で5万円以内だと思う。
扱うコンテンツによる。
HDTV画像相当のストリーミングをやるとかだったら必要かな。
自宅(集合住宅)の共用回線がIPv6に対応しています。
自分の管理の届く範囲内であれば、IPv4のしがらみと関係なくネットワークの設計ができるのがいいですね。
はい。完全ではないけど。
はい。完全ではないけど。
英語のドキュメントを作るときに、Google TranslateやDeepL.comを利用しています。
はい。
はい。
あれだけ巨大な会社が、ときに大幅な方針転換をして生き残ってきたのはすごいことだとおもう。
自転車や冷蔵庫と同じ、生活の道具の一つ。
例えていえば、「巨大な図書館付きの自分専用実験室」、「超高機能留守番電話」みたいなもんですかね。
まず、家族と自分の健康が続くこと。
あと、比較的自由に時間が使えるこの環境も続いていって欲しい。
もう、いい歳なんで記憶力も減退してるし、無理もできないけど、可能な範囲で新しいことをやっていきたい。その成果として人様のお役にたてれば嬉しいです。
作者なので。ぜひ皆様使ってみて下さい。
キャラクタベースの入力をするプログラムをreadlineでラップするソフト。
ちっちゃいけど気が利いてて、こういうソフトは好感が持てますねぇ。
自宅サーバに限らず、インターネットに接続されているコンピュータは全て、思いがけず他人に迷惑や被害を与える可能性を持っていることをまず認識しましょう。
次のページを読まれることをお勧めします;
日々是横着 - 「サーバ」に対する誤った認識
https://web.archive.org/web/20160424201007/http://tmaeda.s45.xrea.com/20041101.html
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