河豚板 - OpenBSDベースのライブシステム†
OpenBSD 7.2をベースにした河豚板 7.2は2022年10月31日に公開されました。
- arm64 プラットフォームでは、今回のリリースでフレームバッファコンソールが有効になりました。そして、ネットワークは事前設定されなくなりました。
つまり、i386やamd64プラットフォームと同じ使用方法になっています。
- 本リリースからは、パーティションのルート直下に置かれた自動起動の設定ファイル noasks は機能しなくなっています。
リリース/アーキテクチャ毎のディレクトリに配置したnoasksファイルだけが有効です。
(例:amd64の場合: sd?d:/livecd-config/7.2/amd64/noasks)
- dtjsetupの改良
- IceWMと日本語環境のセットアップを選択した場合、日本語フォント表示に対応した $HOME/.icewm/preferences ファイルが生成されます。
- fluxboxを選択した場合、スタートスクリプトとしてstartfluxboxが $HOME/.xsession 中に書き込まれます。
現行リリース: FuguIta-7.2-*-202211111
- fiupdateはSHA256をチェックサムとして受け入れるようになりました。
河豚板とは†
河豚板は、OpenBSDを基にしたライブシステムです。
- i386, amd64, arm64プラットフォームで動作します。
手軽に使えます
- DVDやUSBメモリから起動して使えます。PCの内蔵ディスクへのインストール作業は必要ありません。
- 通常のOpenBSDとほとんど同じ感覚で操作でき、内蔵のオンライン・マニュアルも利用できます。
- OpenBSDのパッケージ管理システムを使い、ソフトウェアの追加インストールもできます。
OpenBSDのパッチに追従
- OpenBSDの開発グループから公表されるErrata (セキュリティ対応や信頼性向上のための修正)に対して都度、対応版を作成しリリースしています。河豚板自身の修正や機能追加も随時行っています。
柔軟な運用形態
- ハードウェアの性能に応じ、3種類の起動モードを選択できます。
- モード0:河豚板の標準的な起動モードです
- モード1:短時間で起動し、省メモリで動作します*1
- モード2:システム全体をメモリに転送し、高速に動作します
- 複数の河豚板デバイスを装着することで変則的なハードウェア構成にも対応できます。
LiveUSBの特徴を活用
サポートツールをご提供
メディアの複製とカスタマイズ
- 動作中の河豚板からLiveDVDやLiveUSBを複製できます。
- LiveDVD→LiveUSB、LiveUSB→LiveDVDの複製も可能です。
- 複製作業時に内容に手を加えることで、カスタマイズも可能です。
- LiveUSBの複製では、データ保存用パーティションの暗号化もできます。
河豚板ガイド†
河豚板ガイドは、ライブメディアの作成方法・基本的な使いかたに始まり、進んだ応用・開発ツールの使用に到るまでを順を追って解説している文書です。
河豚板ガイドをブラウザから印刷すれば、そのままマニュアルとして使えます。
河豚板ガイドを読む
その他の資料†
いままでに公開された資料です。
現行版の河豚板とは内容的に違っている部分もありますのでご注意ください。
チュートリアル†
勉強会†
オープンソースカンファレンス関連†
オープンソースカンファレンスで発表された河豚板関連の資料です。
- 河豚板のご紹介 - オープンソースカンファレンス2020新潟オンライン、セミナー
- OpenBSD LiveCD「河豚板」の開発 - オープンソースカンファレンス2010新潟、セミナー