構内LANを使用して電源設備監視をリモートで行うことになり、 その際に生じたトラブルを表題の方法で解決したもの。
電源設備を監視するシステムを導入し、リモートにて監視を行うことになった。
伝送路としては既存の社内ネットワークを使用。 設備メーカーには担当部署経由で事前にネットワーク構成図を提出。
システム導入後、リモートでの監視が行えないとの不具合が発生した。
このシステムでは、BACnet/IPというプロトコルを使用して通信を行う。 このメーカの実装では、GCS (Global Control Server)や LCS (Local Control Server) から HIS (Human Interface Station) へ データの同報を47808/UDPのブロードキャストパケットで行っている。
→ 上の構成では当然他セグメントには伝播しない。
ネットワークを同一セグメントで構成し、VPN上はL2で接続し直すなどの案も出たが、 最終的にはブロードキャストパケットをキャプチャし、ユニキャストに変換して個々のHISに送りつける変換機を作成した。