説明中の引用で、
$ foo
は一般ユーザ権限でコマンドfooを実行することを表します。また、
|This is |the file |contents
はファイルの内容(あるいはそれをエディタで編集している状態)を表します。
$ cd $ CVS_RSH=ssh cvs -d :ext:cvs@cvs.hq.teny.co.jp:/home/cvs/root checkout sag $ mv sag .sag (インストールするシステムがCobaltRaQあるいはOpenBSDの場合は、 ~/.sag/arch/ARCH_NAME以下のファイルでオリジナルのファイルを置き換えます)
実行ディレクトリ($HOME/.sag/bin)にgnuplotおよびppmtogifへのリンクを 張ります(もしくは、実行バイナリをコピーしておきます)。
$ cd ~/.sag/bin $ ln -s `which gnuplot` . $ ln -s `which ppmtogif` .
.sag/confディレクトリのサンプルファイルをコピーし、実際の設定ファイルを 編集します。
$ cd ~/.sag/conf $ cp crontab.sample crontab $ cp dfplot.gp.sample dfplot.gp $ cp netdev.pl.sample netdev.pl $ cp shconf.sh.sample shconf.sh
crontabの編集を行います。 (実行スケジュールを変更したい特別の理由がない限り、編集は不要です。)
$ emacs -nw crontab.gp |# ### for System Activity Grapher logging system ### |# |* * * * * exec $HOME/.sag/bin/tick ←毎分の処理(t0001) |*/5 * * * * chmod u+x $HOME/.sag/bin/t0005 ←5分毎のデータ収集処理 |55 * * * * chmod u+x $HOME/.sag/bin/t0100 ←1時間毎のデータ収集処理 |30 0 * * * chmod u+x $HOME/.sag/bin/t2400 ←毎日のデータ更新処理
ディスク容量グラフ描画スクリプト中のディスクパーティション設定を編集します。
$ emacs -nw dfplot.gp |plot "sumtmp-0100df" using 1:3 title "/" \ | ,"sumtmp-0100df" using 1:4 title "/usr" \ | ,"sumtmp-0100df" using 1:5 title "/home" \ | ,"sumtmp-0100df" using 1:6 title "/opt/1"
dfplot.gpはgnuplotのコマンドファイル(の一部)です。 行末の\は行の継続を表し、実際には描画を行うplotコマンド一命令を表します。 取得データの第3フィールド以降が各パーティションの使用率になりますので、 plotコマンドのusing 1:nのnに相当するフィールド番号を充当し、 title "labelstring"のlabelstringにはディスクパーティション 、マウントするディレクトリ名、あるいは用途などを記入します。
ネットワークトラフィック集計スクリプト中のネットワークインタフェース名を設定します。
(Linux系OSの場合) $ emacs -nw netdev.pl |$IFACE='eth0'; ←ネットワークインタフェース名を指定 | |1;
(OpenBSDの場合) $ emacs $HOME/.sag/bin/t0001 |(echo =dt $DAYTIME | echo =la `cat /kern/loadavg` | echo =net | set `netstat -I tun0 -b -n -i`; echo $7 ${10} ${11} ←-Iオプションで指定 | echo =end) >> var/rl0001
データの保存期間、および集計結果グラフの描画期間を設定します。
$ emacs -nw shconf.sh |# category to process data |# |targets='0001la 0001ps 0001net 0005mem 0100df' ←測定を行う項目を記入 | (注:アーキテクチャによりサポートしてない項目あり) |# days to restore data |# |rotate_max=60 ←ログを保存する期間 | |# days to display graph |# | span_la=7 ←ロードアベレージをグラフ上で表示する日数 | span_ps=7 ←プロセス起動数 |span_net=7 ←ネットワークトラフィック |span_mem=7 ←メモリ | span_df=60 ←ディスク使用率
crontabを設定し、実際にスクリプトが実行されるようにします。
(新たにcronを設定する場合) $ crontab ./crontab
(既にcronを設定している場合) $ crontab -e
以上でインストールは終了です。