#author("2024-11-14T16:36:04+09:00","default:kaw","kaw") #author("2024-11-15T12:12:46+09:00","default:kaw","kaw") *河豚板 - OpenBSDベースのライブシステム [#zce03de6] RIGHT:川俣 吉広~ kaw@on.rim.or.jp~ https://x.com/yoshi_kaw~ CENTER:河豚板は[[OpenBSDオペレーティングシステム>https://www.openbsd.org/]]を応援しています。 **リリース [#v71fd196] //#ref(Welcome/pix15.jpg,wrap,around,right) ***7.6 [#h72b382e] [[OpenBSD 7.6>https://www.openbsd.org/76.html]]をベースにした[[河豚板 7.6>FuguIta/7.6]]は、2024年10月21日にリリースされました。 -FuguIta-7.6-*-202411111 --amd64プラットフォームでのIBT問題のために、ramdisk rootのサイズを大きくしました。~ これにより、布イメージのaパーティションのサイズも増大したため、対応全プラットフォームの/etc/fuguita/global.confにあるfuguita_sys_mbの値を修正し、イメージを再生成しました。 -[[FuguIta-7.6-*-202411151>FuguIta/Download]] --[[OpenBSD 7.6のpatch-005>https://www.openbsd.org/errata76.html#005_expat]]を適用しました。 [[リリース情報>FuguIta/7.6]] **河豚板とは [#c2c77be8] 河豚板は、[[OpenBSD>https://www.openbsd.org/]]を基にした[[ライブシステム>https://ja.wikipedia.org/wiki/Live_CD]]です。 このプロジェクトの第一の目標は、OpenBSDという優れたOSを皆さんに手軽に触れてもらうことです。 加えて、ライブシステムであることの特性を活かした様々な独自機能を実装しています。 #ref(EBUG勉強会/20200530_河豚板の歴史(202410改)/fugudevices.png,around,right,50%) -i386, amd64, arm64プラットフォームで動作します。 -[[LiveDVD>https://ja.wikipedia.org/wiki/Live_CD]]用にISOイメージファイルを、[[LiveUSB>https://ja.wikipedia.org/wiki/Live_USB]]用にディスクイメージファイルを提供しています。 --LiveUSB用のディスクイメージファイルはHDD, SSD, SDカードなどのデバイスに書き込んで使用することも可能です。 #clear ***特徴 [#e5b4e512] ''手軽に使えます'' -DVDやUSBメモリから起動して使えます。PCの内蔵ディスクへのインストール作業は必要ありません。 -通常のOpenBSDとほとんど同じ感覚で操作でき、内蔵のオンライン・マニュアルもそのまま利用できます。 -OpenBSDのパッケージ管理システムを使い、ソフトウェアの追加インストールもできます。 ''OpenBSDのパッチに追従'' -OpenBSDの開発グループから公表される[[Errata>https://www.openbsd.org/errata75.html]] (セキュリティ対応や信頼性向上のための修正)に対して都度、対応版を作成しリリースしています。河豚板自身の修正や機能追加も随時行っています。 ''柔軟な運用形態'' -ハードウェアの性能に応じ、3種類の起動モードを選択できます。 --モード0:河豚板の標準的な起動モードです~ --モード1:短時間で起動し、省メモリで動作します((i386プラットフォーム/起動モード1/Xなし の条件で、最小必要メモリは約70MBです)) --モード2:システム全体をメモリに転送し、高速に動作します -[[複数の河豚板デバイスを装着する>fg3:multidevice]]ことで変則的なハードウェア構成にも対応できます。 ''LiveUSBの特徴を活用'' -[[ファイルを保存>fg2:usbfadm_sync]]し、次回以降の[[起動時に読込め>fg2:boot_mode3]]ます([[自動化>fg3:autorun]]も可能です)。 -アップデートツールにより[[簡単・安全な更新>fg3:fiupdate]]を行えます。 ''サポートツールをご提供'' -[[ネットワーク設定作業>fg3:netconf]]や[[日本語デスクトップ環境の構築作業>fg3:dtjsetup]]を対話的に行うツールが付属しています。 ''メディアの複製とカスタマイズ'' -動作中の河豚板から[[LiveDVDの複製>fg4:livedvd_remaster]]や[[LiveUSBの複製>fg3:liveusb_remaster]]ができます。 --LiveDVD→LiveUSB、LiveUSB→LiveDVDの複製も可能です。 -複製作業時に内容に手を加えることで、カスタマイズも可能です。 -LiveUSBの複製では、データ保存用パーティションの[[暗号化>fg3:encrypt]]もできます。 **河豚板ガイド [#oc4ea431] 河豚板ガイドは、ライブメディアの作成方法・基本的な使いかたに始まり、進んだ応用・開発ツールの使用に到るまでを順を追って解説している文書です。~ 河豚板ガイドをブラウザから印刷すれば、そのままマニュアルとして使えます。 >[[''河豚板ガイドを読む''>河豚板ガイド]] **その他の資料 [#jd8b1008] いままでに公開された資料です。~ 現行版の河豚板とは内容的に違っている部分もありますのでご注意ください。 #aname(Qiita2021) ***チュートリアル [#ea8ab9e3] -''[[OpenBSDライブシステム「河豚板」の日本語デスクトップ環境を構築する>https://qiita.com/ykaw/items/ca008a34d73d5f1f6dd8]]''~ 2023年にリリースされた河豚板 7.3を用いて日本語デスクトップ環境を構築する具体的な手順を紹介しています。 #aname(ebug_doc) ***勉強会 [#y657ffdb] -''[[EBUG勉強会 資料一覧>EBUG勉強会]]''~ [[EBUG>https://www.ebug.jp/]] (Echigo BSD Users Group)の勉強会で発表したOpenBSDおよび河豚板関連の資料です。 #aname(OSC) ***オープンソースカンファレンス関連 [#a1b7508b] [[オープンソースカンファレンス>https://www.ospn.jp/]]で発表された河豚板関連の資料です。 -''河豚板のご紹介'' - オープンソースカンファレンス2024長岡、セミナー --発表資料: &ref(FuguIta_OSC2024Nagaoka.odp); - ODP形式 / &ref(FuguIta_OSC2024Nagaoka.pdf); - PDF形式 -''河豚板のご紹介'' - オープンソースカンファレンス2020新潟オンライン、セミナー --[[発表動画 (字幕付)>https://www.youtube.com/watch?v=4wPSr1WPH3U]] --発表資料: &ref(FuguIta_OSC2020.odp); - ODP形式 / &ref(FuguIta_OSC2020.pdf); - PDF形式 -''[[河豚板のご紹介 ~NISOC編~>http://netmemo.ddo.jp/kaw-nisoc/#y2020]]'' ~ 「河豚板のご紹介」を改版し、[[新潟インターネット研究会>https://www.nisoc.or.jp/]](NISOC) 2020年9月会合での勉強会資料としたものです。 -''[[OpenBSD LiveCD「河豚板」の紹介>https://docs.google.com/presentation/d/17o0XoTO8c2JRKTxSOA75rxvOlxHIeI_opLAkesKmQ-0/edit?pref=2&pli=1#slide=id.p]]'' - オープンソースカンファレンス2015新潟、セミナー -''OpenBSD LiveCD「河豚板」の開発'' - オープンソースカンファレンス2010新潟、セミナー --発表資料: &ref(FuguIta_OSC2010.odp); - ODP形式 / &ref(FuguIta_OSC2010.pdf); - PDF形式 -''EBUG出展ブースで配布した説明資料'' --[[OSC会津2011>LiveCD/OSCAizu2011]] / [[OSC新潟2010>LiveCD/OSC2010]] / [[OSC新潟2009>LiveCD/OSC2009]] / [[OSC新潟2007>LiveCD/OSC2007]]