*インストール時のちょっとした事ども [#j8761038] **タイムゾーンの設定 [#cff2f1a0] 日本のマシンはCMOSクロックは通常JSTに設定されていることが多い。 これをUTCにしてしまえば問題なく使用できるが、デュアルブート機などはそれも 難しいのでカーネルにタイムゾーンを設定することになる。 インストール時には、そのような設定のされていないカーネルが起動されるので、 そのままインストール作業を行うと、タイムスタンプのずれたファイルやディレクトリが 作成される。 大きな影響はないが、それもいやな場合は、インストールのブート時にタイムゾーンを設定する。 Using drive 0, partition 3: Loading:... probing: pc0 com0 mem[639K 39M a20=on] disk: fd0 hd0 >> OpenBSD/i386 BOOT 2.06 boot> boot -c ← -c オプションによりUKCを起動 booting hd0a:/bsd: ... UKC: User Kernel Configuration ... ... User Kernel Config UKC> timezone -540 ← JSTのオフセット9時間(=540分)を指定 timezone = -540 , dst = 0 UKC> quit Continuing ... あとは通常どおりインストール。 インストール終了後は、いずれかの方法でカーネルのタイムゾーンを書き換える。 +configコマンドで既存のカーネルを書き換え cd / cp bsd bsd.bak config -e -o bsd.new bsd User Kernel Config UKC> timezone -540 ← JSTのオフセット9時間(=540分)を指定 timezone = -540 , dst = 0 UKC> quit cat bsd.new >bsd リブートして確認 +以下をconfigファイルに追加してカーネルをリコンパイル option TIMEZONE="-540" # CMOS Clock set to JST あとは通常どおりコンパイル/インストールする。 **ファイルセットの選択 [#c85671b4] インストール中、ファイルセットの選択をする場面では、 ワイルドカードが使用できる。 The following sets are available. Enter a filename, 'all' to select all the sets, or 'done'. You may de-select a set by prepending a '-' to its name. [X] bsd [ ] bsd.rd [X] base35.tgz [X] etc35.tgz [X] misc35.tgz [X] comp35.tgz [X] man35.tgz [X] game35.tgz [ ] xbase35.tgz [ ] xshare35.tgz [ ] xfont35.tgz [ ] xserv35.tgz File Name? (or 'done') [bsd.rd] x* The following sets are available. Enter a filename, 'all' to select all the sets, or 'done'. You may de-select a set by prepending a '-' to its name. [X] bsd [ ] bsd.rd [X] base35.tgz [X] etc35.tgz [X] misc35.tgz [X] comp35.tgz [X] man35.tgz [X] game35.tgz [X] xbase35.tgz [X] xshare35.tgz [X] xfont35.tgz [X] xserv35.tgz これって、知らなかったの俺だけ? **ファイルシステムの設定 [#g8301c41] /etc/fstabに以下のような記述をしている。 /dev/wd0a / ffs rw,softdep 1 1 /dev/wd0b /tmp mfs rw,noatime,async,-s=24576 0 0 /kern /kern kernfs ro 0 0 /proc /proc procfs rw,linux 0 0 -通常のffsにはsoftupdateを指定(ただし、vnodeを指定してファイルにスワップを取るパーティションがある場合には、そのパーティションには設定できない)。 -/tmpに一時ファイルを作成するプログラム(コンパイラなど)を多用するマシンでは、/tmpをmfs(メインメモリ上に作成されたファイルシステム)を導しておく。-sオプションでファイルシステムのサイズ(ブロック単位)を指定。 -/kernと/procは、動作を監視するスクリプト(自作)から利用。 ---- [[FrontPage]]