自分でも作れるけど、できれば公式CDも買いましょう。 |
BSD系のフリーOSは、ソースコード一式があれば、 それを自前でコンパイルして、 公式に配布されているのと同じ形式のインストールセットを容易に作成できる。 OpenBSDも然り。
手元のソースツリーから、公式にリリースされているものと同じ構成のファイルを 作成することができる。以下のマニュアルページを参照。
上のman pageのとおりやればいいんだけど、ちょっとTips;
# define StandardDefines -DCSRG_BASED -DX_LOCALE ^^^^^^^^^^←追加(XF4_BUILD)/xc-old/config/cf/OpenBSD.cf
# define StandardDefines -DCSRG_BASED -DX_LOCALE ^^^^^^^^^^←追加xc/config/cf/OpenBSD.cfと同じ。
make -k build ; make -k releaseとしてmakeを強行突破すればとりあえずtar ballは作成可。ただし、Tkがないことに関するエラー以外のものが発生していないのを保証しておくこと。
リリースセットのファイルの一つ、cd36.isoは、インストール用CDの ISOイメージファイルで、このイメージをCD-ROMに焼けばインストールCDが作成できる。 このCDでインストーラを立ち上げた場合、インストールtar ballは含まれていないので、他の手段(FTPなど)でtar ballにアクセスし、インストールを行う。 よって、インストールCDにtar ballを追加したCD-ROMを作れば、そのCD-ROM一枚で完結したインストールを行うことができる。
以下にそのようなCD-ROMの作成手順を示す。説明中make releaseで作成したリリースパッケージはDESTDIR以下に格納されているものとする。説明はバージョン3.7用を例としているので、ディレクトリ3.7は必要に応じて他のバージョンで読み替える。
mkdir tmpmnt vnconfig svnd0 DESTDIR/cd37.iso mount /dev/svnd0c tmpmnt
cp -Rp tmpmnt isotree cp -p DESTDIR/* isotree/3.7/i386
cd isotree mkhybrid -R -T -v -b 3.7/i386/cdbr -c 3.7/i386/boot.catalog -o ../OpenBSD.iso . cd ..
cdrecord dev=/dev/rcd0c OpenBSD.iso
umount /dev/svnd0c vnconfig -u svnd0c rm -r isotree tmpmnt
せっかく自前でISOイメージ作ったりするんだったら、 カスタマイズをしてみたいもの。