河豚板のビルドシステム†
おさらい: ファイルシステムのレイアウト†
以下の説明は起動モード0の場合
それ以外の起動モードに付いては、河豚板ガイドの「起動モードとファイルシステム」を参照のこと。
- rd(4) ... ramdisk root
- OpenBSDのインストールメディアで使われている
- カーネルビルトイン ... カーネル起動時にすでにマウントされている
- /dev
- /boottmp/
- /boottmp/rc ... 河豚板の初期化スクリプト。完了後は/etc/rcにチェイン
- /boottmp/* ... クランチバイナリ(初期に必要なコマンド群)、河豚板のツール、初期化に用いるパッチファイルなど
/sysmedia†
- DVD, USBメモリをRead Onlyでマウント
- ブートローダ、カーネル, /etc/boot.conf
- fuguita-*.ffsimg ... OSのファイルツリー全体が格納されたディスクイメージファイル
/fuguita†
- OSのファイルツリー全体
- /sysmedia/fuguita-*.ffsimgをRead Onlyでマウントしたもの
- 素のOpenBSDとほぼ同じだが、ライブシステムに必要な若干の改変がされている
/ram†
おさらい: デバイスのパーティション構成†
- LiveDVDとLiveUSBのコンテンツは同じ ... LiveDVDとLiveUSBのブートローダ全部入り
→LiveDVDでLiveUSB、またはその逆のリマスターも可能
LiveDVD†
普通のEl Torito規格のブート構成。UEFIのネイティブブートには未対応、CSMで*2。
LiveUSB (amd64の場合)†
- Legacy BIOS / UEFI 両対応
- パーティショニングはMBR。Legacy BIOSによるブート
- ESP (EFI System Partition, ID=EF)も作成されBOOTX64.EFIもインストールされている
- 上記は amd64 でのデフォルト。指定によりパーティショニングやブートの方式を変更できる。
ビルドシステム†
Makefileと数個のシェルスクリプトなどで構成 - https://github.com/ykaw/FuguIta
このビルドシステムで作成できるのは、LiveDVD用のISOイメージ