LiveCDその後†
前回(2005/9)の勉強会ではOpenBSD 3.8ベース
現在OpenBSD 4.1ベースのものを作成中
前回からの変更点を中心にご報告致します。
- Feb 21 2005 CD-OpenBSD-3.6
- Aug 16 2005 CD-OpenBSD-3.7
- May 2 2006 CD-OpenBSD-3.8
- Oct 10 2006 CD-OpenBSD-3.9
- Oct 25 2006 FuguIta-4.0pre2
- Oct 30 10:46 FuguIta-4.0-200611011
- Nov 13 23:56 FuguIta-4.0-200611131
- Nov 23 10:19 FuguIta-4.0-200611231
- Jan 21 09:04 FuguIta-4.0-200701201
- Feb 18 21:20 FuguIta-4.0-200702181
- Mar 11 22:29 FuguIta-4.0-200703111
CD-OpenBSD-3.9からは、Security Advisoryが出た時点で
可能な限りアップデート版をリリース
大まかには変わっていない
- 小さなルートファイルシステムをカーネルに組み込み - 初期化用
- CD-ROMは /cdromにマウント
- Memory file systemを /mfsにマウント - /cdromにlndirしている
変わった点
- 名前がつきました - 河豚板 (FuguIta)
- FuguIta-v.r-yyyymmddn.iso.{gz,bz2{,.torrent}}
- ブート方法を選択出来るようになった
- fast/low mem boot
- FD, USB flashへの保存/復帰
- 起動用バイナリのクランチ化
- IPv4のDHCP/IPv6のauto configurationに対応
作成方法†
(ホスト固有のデータやテンプラリファイルがない)クリーンな
ファイルツリーをCD-ROMに焼くには?
- 以前は普通にHDDにインストールしたものをシコシコとお手入れ
- 現在はエミュレータ(QEMU)を用いて仮装ディスクイメージにインストール → vnconfigで吸い出し
- ファイルツリーを操作するばあいは、chrootでターゲットのファイルツリーに降りてから作業 → 実環境と思って作業してよい
- 開発環境で make package → chroot環境で pkg_add
- 実際には、(主にファイルシステムがReadOnlyであることによる)
細かい不具合がアプリ毎に発生する場合があり、これは個別に対応 → これが一番手間がかかる。
出来上がったISOイメージのチェックにもQEMUを使用
リリース†
- OSの各リリース毎に作成 / SAが出たらそれにも対応させている
- Wikiにて進捗やBugTrackなどをリリース
- build toolを公開
- ミラーサイト(livecd-mirror.ebug.jp)の開設, BitTorrentによる配布
- Anonym.OS
- OliveBSD
- Quetzal (LiveDVD)
- その他作成方法を公開しているサイト幾つか
活用例†
- OS
- OpenBSD
- ネットワーク関連
- fetchmail /
procmail /
w3m /
rdesktop /
rsync /
Mew /
Riece /
Emacs-w3m /
Transmission /
DeleGate
- メディア関連
- xv /
MPlayer /
cdparanoia /
lame /
- その他諸々
- bash /
bzip2 / zip,unzip /
screen /
Ruby /
Gauche /
IceWM /
ROX-Filer /
Emacs 22
- 日本人用
- kterm /
jless /
nkf /
freefonts /
ja-fonts-funet /
ja-fonts-gnu /
Navi2ch /
Migemo
CUI/GUI両方で使用できるものを中心にセレクトしています。
TAG付VLANの実通テスト