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kaw (2011-11-05 (Sat) 10:02:34)
すみません。書くの忘れてました。
河豚板 5.0の正式版を11/1にリリースしました。
4.9からの変更点は前記事に書いたとおりカーネルの作りをちょっと変えたくらいで大きな新機軸とかはないです。一応あげておくと;
- カーネルの構成をほぼGENERIC/GENERIC.MPと同じにしました(miniroot廻りの設定が追加されている以外は同じです)。
- カーネルのタイムゾーンオフセットを0(=UTC)にしました。海外のユーザの方もそこそこいらっしゃるようなので、過度の日本仕様は避けることにしました。
従来通りCMOS ClockをJSTのまま使いたい場合は、UKCにてtimezone -540として下さい。- Transmissionとyoutube-dlを収録から外しました。Transmissionは収録容量の関係で、youtube-dlは、YouTubeの仕様がちょくちょく変って、古いスクリプトが使用できなくなることがあるからです。
少し前までのように新しい機能をバンバン載せることはしていないのですが、河豚板自体は、私自身仕事でもプライベートでも使いつづけています。
仕事で一番多いのは、トラブったPCの原因調査です。職場には運用開始後4~5年経過したPCが多く、最近動作が不安定になったりした場合に河豚板で立ち上げて、dmesgや/var/log/messagesの中身を調べたり、ddでディスクの全セクタを空読みさせたりすると、原因箇所が判明することが多いです。
障害箇所を明確に挙げた上でメーカーさんに修理依頼できれば、対応も早くなる可能性がありますし。
あとは臨時環境の構築などです。先日、社内のシステム更新時に、その日数時間だけ外向けDNSを肩代りするサーバを河豚板で構築しました。non-interactive boot機能を使用すると自動でサービス開始まで持っていけますし、Liveシステムなのでいきなり電源ブチ切りでも問題ありません :-)。
プライベートでは、普通にデスクトップ環境として使っています。LiveCD単体よりはLive USB、あるいはHDDにインストールして使っています。
素の河豚板でもそこそこ使えるんですが、若干カスタマイズするとさらに使いやすくなります。
- non-interactive bootで自動立ち上げ、終了時も自動でusbfadm syncして環境を保存するようにする。
- アプリケーションの追加。基本的に何をpkg_addしてもいいのですが、Firefox, Thunderbird, LibreOffice, gnome-mplayerあたりを入れると割と普通に「パソコン」になります。
- スワップパーティションを作成し、起動時に有効にする。
- HDDにデータパーティションを作成し、やはり起動時にマウント。
(なんか、「普通にOpenBSDをインストールすればいいじゃん」て言われそうですが… :-)
こういったノウハウも機会を改めて書いて行きたいと思っております。
河豚板をダウンロードしてお使いの皆様は、どういった使い方をされているのでしょうか?
お教え頂けると嬉しいです。
kaw (2011-10-29 (Sat) 08:25:37)
本日、河豚板5.0のベータ版をアップロードしました。
今、そのベータ版にFirefoxをpkg_addしたものから書き込んでいます。
時間が経つにつれて、OpenBSD本体も含む色んなものが少しずつ大きくなって
行きます。
河豚板5.0の作成途中で、前バージョンの河豚板4.9で収録していたものが全て
入りきらないということが判明しました。
今回は、Transmission (Bittorrentクライアント/サーバ)を収録からはずさ
ざるをえませんでした。必要な方はお手数ですが、portsからpkg_addしてご利用
願います。
その代わりといってはなんですが、カーネルに関してはGENERICと同じ機能を
持つものを用意しました。以前は、「これはLiveCDでは必要ないだろう」と
思われるドライバ(RAIDコントローラなど)は外していました。
現在の河豚板はCD-ROMに限らず、USBメモリやHDDなどにもインストールして
使えることを考慮した対応です。
Former articles are at FuguIta/BBS/4.
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