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河豚板のUEFI/GPT対応

EBUG 第68回会合
2019年2月23日、(有)銀座堂
川俣吉広、kaw@on.rim.or.jp

発端

Twitterでのこのtweetがきっかけ。

このやりとりが発端となり、河豚板のUEFI対応を開始する。

UEFIとGPT

UEFI (Unified Extensible Firmware Interface)
OSとファームウェアとの間のソフトウェアインタフェースを定義する仕様(Wikipedia)
従来のBIOS (Legacy BIOS)による起動方法からの置換えを意図している。
・UEFI用のパーティション(ファイルシステムとしてはFAT)を持つ。
・そのパーティション内に起動用の実行バイナリが格納されている。このバイナリファイルは*.EFIの拡張子を持ち、UEFIアプリケーションと呼ばれる。
GPT (GUID (Globally Unique Identifier) Partition Table)
ストレージデバイス上のパーティションテーブルの配置に関する標準規格(Wikipedia)
Legacy BIOSで用いられてきたMBR (Master Boot Record)に替わるものとしてUEFIの一部として定義されている。
・MBRが扱えるのは最大2TBのディスクを4区画まで
・GPTでは最大8ZBを128区画までパーティショニング可能

OpenBSDの場合に現状で考えられる起動方法とパーティショニングのパターンを以下に示す。

Legacy BIOS / MBR (参考)

#ref(): File not found: "MBR2.png" at page "EBUG勉強会/20190223_UEFI_GPT"

UEFI登場以前から用いられてきた方法

UEFI / GPT

#ref(): File not found: "GPT2.png" at page "EBUG勉強会/20190223_UEFI_GPT"

起動にUEFI、ディスクパーテショニングにGPTを用いるパターン

となっている。

UEFI / MBR

ARM64.png

UEFIとしてEFIアプリケーションがロードされるが、パーテショニングとしてMBRが使われるパターン。GPTは存在しない。
amd64のインストールメディアやarm64で使われている。

amd64のインストールメディアとarm64とでは細かい箇所で異なっている部分がある(右図はarm64)。

Hybrid MBR

#ref(): File not found: "Hyb2.png" at page "EBUG勉強会/20190223_UEFI_GPT"

MBRとGPTの両方に同じパーテショニング情報を書込み、ブートローダもLegacy BIOS, UEFI共にセットアップしたもの。

2015年にIIJの安岡さんにより実装された

fdisk

installboot

usbfadm


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