#author("2022-08-05T03:27:57+00:00;2022-08-04T02:22:57+00:00","default:kaw","kaw")
#author("2022-08-08T05:05:43+00:00;2022-08-08T02:17:03+00:00","default:kaw","kaw")
*河豚板 - OpenBSDベースのライブシステム [#u32e42d4]
RIGHT:川俣 吉広~
kaw@on.rim.or.jp

河豚板は、[[OpenBSDオペレーティングシステム>https://www.openbsd.org/]]を手軽に使えることでOpenBSDの普及を手助けします。

**リリース情報 [#x0c33cd2]
[[OpenBSD 7.1>https://www.openbsd.org/71.html]]をベースにした[[河豚板 7.1>FuguIta/7.1]]は2022年5月1日に公開されました。
//河豚板 7.1では、メモリ上のファイルシステムとして、従来のTMPFS (Temporary File System)に替わりMFS (Memory File System)が採用されています。詳細は[[リリースノート>FuguIta/7.1#ibdffc34]]をご参照下さい。

現行リリース: [[''FuguIta-7.1-*-202208021''>FuguIta/Download]]
-OpenBSD 7.1の[[パッチ 008>https://www.openbsd.org/errata71.html]]を適用しました。

**河豚板とは [#ad10e398]
河豚板は、[[OpenBSD>https://www.openbsd.org/]]を基にしたライブシステムです。PCへのインストール作業なしでOpenBSDオペレーティングシステムを使えます。
河豚板は、[[OpenBSD>https://www.openbsd.org/]]を基にしたライブシステムです。

-i386, amd64, arm64プラットフォームで動作します

-[[LiveDVD>https://ja.wikipedia.org/wiki/Live_CD]]用にISOイメージファイルを、[[LiveUSB>https://ja.wikipedia.org/wiki/Live_USB]]用にディスクイメージファイルを提供しています

***特徴 [#j1c07a55]
:普通のOpenBSDに寄せています|
河豚板は、PC本体にインストールされた、普通のOpenBSDとほとんど同じ感覚で操作できます。マニュアルページもほぼそのまま利用できます。~
OpenBSDのports/packagesシステムによる各種ソフトウェアの追加も可能です。
''手軽に使えます''
-DVDやUSBメモリから起動して使えます。PCの蔵ディスクへのインストール作業は必要ありません。
-PC本体にインストールされた普通のOpenBSDとほとんど同じ感覚で操作でき、蔵のオンライン・マニュアルページも利用できます。
-OpenBSDのパッケージ管理システムを使い、ソフトウェアの追加インストールもできます。

:サポートツールをご提供|
[[ネットワーク設定>河豚板ガイド#netconf]]や[[日本語デスクトップ環境の構築>河豚板ガイド#dtjsetup]]を支援するツールなどが付属しています。
''OpenBSDのパッチに追従''
-OpenBSDの開発グループから表される[[Errata>https://www.openbsd.org/errata71.html]] (セキュリティ対応や機能向上のための修正)に対して都度、対応版を作成しリリースしています。河豚板自身の修正や機能追加も随時行っています。

:メディアの複製とカスタマイズ|
・動作中の河豚板から[[LiveDVD>河豚板ガイド#livedvd_remaster]]や[[LiveUSBを複製>河豚板ガイド#liveusb_remaster]]できます。LiveDVD→LiveUSB、LiveUSB→LiveDVDの複製も可能です。~
・複製作業時に容に手を加えることができ、カスタマイズが可能です。~
・LiveUSBの複製では、[[データ保存用パーティションの暗号化>河豚板ガイド#encrypt]]もできます。
''柔軟な運用形''
-ハードウェアの性能に応じ、3種類の起動モードを選択できます。
--モード0:河豚板の標準的な起動モードです~
--モード1:短時間で起動し、省メモリで動作します((i386プラットフォーム/起動モード1/Xなし の条件で、最小要メモリは約70MBです))
--モード2:システム体をメモリに転送し、高速に動作します
-[[複数の河豚板デバイスを着する>河豚板ガイド#multidevice]]ことで変則的なハードウェア構成にも対応できます。

:LiveUSBの特徴を活用|
・[[ファイルを保存>河豚板ガイド#usbfadm_sync]]し、次回以降の[[起動時に読込め>河豚板ガイド#boot_mode3]]ます([[自動化も可能>河豚板ガイド#autorun]]です)。~
・[[アップデートツールにより簡単・安な更新>河豚板ガイド#fiupdate]]を行えます。
''LiveUSBの特徴を活用''
-[[ファイルを保存>河豚板ガイド#usbfadm_sync]]し、次回以降の[[起動時に読込め>河豚板ガイド#boot_mode3]]ます([[自動化>河豚板ガイド#autorun]]も可能です)。
-アップデートツールにより[[簡単・安な更新>河豚板ガイド#fiupdate]]を行えます。

:柔軟な運用形|
・ハードウェアの性能に応じ、3種類の起動モードを選択できます。~
(i386プラットフォーム、起動モード1、Xなし の条件で、最小要メモリは約70MBです)~
・[[複数の河豚板デバイスを着することで>河豚板ガイド#multidevice]]変則的なハードウェア構成にも対応できます。
''サポートツールをご提供''
-[[ネットワーク設定作業>河豚板ガイド#netconf]]や[[日本語デスクトップ環境の構築作業>河豚板ガイド#dtjsetup]]を対話的に行うツールが付属しています。

:OpenBSDのパッチに追従|
半年に一回のOpenBSDのリリース以外にも、その間に発生する[[Errata (セキュリティ対応や機能向上のための修正)>https://www.openbsd.org/errata71.html]]に対しても対応版を作成し、リリースしています。
''メディアの複製とカスタマイズ''
-動作中の河豚板から[[LiveDVD>河豚板ガイド#livedvd_remaster]]や[[LiveUSBを複製>河豚板ガイド#liveusb_remaster]]できます。
--LiveDVD→LiveUSB、LiveUSB→LiveDVDの複製も可能です。
-複製作業時に容に手を加えることで、カスタマイズも可能です。
-LiveUSBの複製では、データ保存用パーティションの[[暗号化>河豚板ガイド#encrypt]]もできます。

**河豚板ガイド [#x7ccdc0d]
河豚板ガイドは、ライブメディアの作成方法・基本的な使いかたに始まり、進んだ応用・開発ツールの使用に到るまでを順を追って解説している文書です。~
河豚板ガイドをブラウザから印刷すれば、そのままマニュアルとして使えます。

>[[''河豚板ガイドを読む''>河豚板ガイド]]

**その他の資料 [#e23f3d8c]
いままでに公開された資料です。~
現行版の河豚板とは内容的に違っている部分もありますのでご注意ください。

#aname(Qiita2021)
***チュートリアル [#caa797d5]
:[[OpenBSDライブシステム「河豚板」の日本語デスクトップ環境を構築する>https://qiita.com/ykaw/items/ca008a34d73d5f1f6dd8]]|2021年にリリースされた河豚板 7.0を用いて日本語デスクトップ環境を構築する体的な手順を紹介しています。
-''[[OpenBSDライブシステム「河豚板」の日本語デスクトップ環境を構築する>https://qiita.com/ykaw/items/ca008a34d73d5f1f6dd8]]''~
2021年にリリースされた河豚板 7.0を用いて日本語デスクトップ環境を構築する体的な手順を紹介しています。

#aname(ebug_doc)
***勉強会 [#pf129147]
:[[EBUG勉強会 資料一覧>EBUG勉強会]]|[[EBUG>https://www.ebug.jp/]] (Echigo BSD Users Group)の勉強会で発表したOpenBSDおよび河豚板関連の資料です。
-''[[EBUG勉強会 資料一覧>EBUG勉強会]]''~
[[EBUG>https://www.ebug.jp/]] (Echigo BSD Users Group)の勉強会で発表したOpenBSDおよび河豚板関連の資料です。

#aname(OSC)
***オープンソースカンファレンス [#k615e1ea]
:河豚板のご紹介|
オープンソースカンファレンス2020新潟オンライン、セミナー~
・[[発表動画 (字幕付)>https://www.youtube.com/watch?v=4wPSr1WPH3U]]~
・発表資料: &ref(FuguIta_OSC2020.odp); - ODP形式 /  &ref(FuguIta_OSC2020.pdf); - PDF形式 
***オープンソースカンファレンス関連 [#k615e1ea]
[[オープンソースカンファレンス>https://www.ospn.jp/]]で発表された河豚板関連の資料です。

:[[河豚板のご紹介 ~NISOC編~>http://netmemo.ddo.jp/kaw-nisoc/#y2020]]|
-''河豚板のご紹介'' - オープンソースカンファレンス2020新潟オンライン、セミナー
--[[発表動画 (字幕付)>https://www.youtube.com/watch?v=4wPSr1WPH3U]]
--発表資料: &ref(FuguIta_OSC2020.odp); - ODP形式 /  &ref(FuguIta_OSC2020.pdf); - PDF形式 

-''[[河豚板のご紹介 ~NISOC編~>http://netmemo.ddo.jp/kaw-nisoc/#y2020]]'' ~
「河豚板のご紹介」を改版し、[[新潟インターネット研究会>https://www.nisoc.or.jp/]](NISOC) 2020年9月会合での勉強会資料としたものです。

:[[OpenBSD LiveCD「河豚板」の紹介>https://docs.google.com/presentation/d/17o0XoTO8c2JRKTxSOA75rxvOlxHIeI_opLAkesKmQ-0/edit?pref=2&pli=1#slide=id.p]]| 
オープンソースカンファレンス2015新潟、セミナー
-''[[OpenBSD LiveCD「河豚板」の紹介>https://docs.google.com/presentation/d/17o0XoTO8c2JRKTxSOA75rxvOlxHIeI_opLAkesKmQ-0/edit?pref=2&pli=1#slide=id.p]]'' - オープンソースカンファレンス2015新潟、セミナー

:OpenBSD LiveCD「河豚板」の開発|オープンソースカンファレンス2010新潟、セミナー~
・発表資料: &ref(FuguIta_OSC2010.odp); - ODP形式 /  &ref(FuguIta_OSC2010.pdf); - PDF形式
-''OpenBSD LiveCD「河豚板」の開発'' - オープンソースカンファレンス2010新潟、セミナー
--発表資料: &ref(FuguIta_OSC2010.odp); - ODP形式 /  &ref(FuguIta_OSC2010.pdf); - PDF形式

:EBUG出展ブースで布した説明資料|[[OSC会津2011>LiveCD/OSCAizu2011]] / [[OSC新潟2010>LiveCD/OSC2010]] / [[OSC新潟2009>LiveCD/OSC2009]] / [[OSC新潟2007>LiveCD/OSC2007]]
-''EBUG出展ブースで布した説明資料''
--[[OSC会津2011>LiveCD/OSCAizu2011]] / [[OSC新潟2010>LiveCD/OSC2010]] / [[OSC新潟2009>LiveCD/OSC2009]] / [[OSC新潟2007>LiveCD/OSC2007]]


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