CD-OpenBSD-3.8の歩き方

LiveCDを作ってみるで試作したCD-ROMの起動/設定/使用方法などについて説明します。

&ref(): File not found: "boot.gif" at page "LiveCD/3.8";
起動画面 (起動モードを選択中)

 

&ref(): File not found: "screenshot.gif" at page "LiveCD/3.8";
CENTER:とりあえず適当に色々起動してみたところ

CD作成

CD-OpenBSD-3.8.iso.bz2をダウンロードし、解凍後CD-ROMに焼く。

ftp http://kaw.ath.cx/dl/pub/OpenBSD/LiveCD/CD-OpenBSD-3.8.iso.bz2
bzip2 -d CD-OpenBSD-3.8.iso.bz2
cdrecord -v dev=/dev/cd0c CD-OpenBSD-3.8.iso

初期設定

CDからブートすると、カーネルメッセージの後に各種設定の入力が促される。

511 MB of memory available for you.
your mfs size in megabytes? [default: 255] -> 

使用可能メモリ量が検出され、そのうちどの位をmfsに割り当てるかを入力。
ENTERのみを入力するとデフォルト値(実装メモリ量の約半分)が設定される。

Allocating 255 MB for mfs.

以降のブート方法を訊かれるので以下のように入力

Select boot method;
   0: CD-ROM only
   1: CD-ROM only (for low mem)
   2: CD-ROM + USB flash
   3: CD-ROM + tar.gz on floppy
   4: CD-ROM + interactive shell
-->0
0 CD-ROM only mode
CD-ROMのみを使用してブートを行う。ネットワークの設定などは、その都度手動で入力することになる。
1 CD-ROM only mode (for low mem)
0の動作とほぼ同じだが、より少ない実装メモリでも起動できる。
ただし、このモードでは/usr以下のファイル・ディレクトリは全てread onlyとなる。
2 CD-ROM + USB flash mode
CD-ROMブート後、USB flashメモリよりファイルを追加読み込みし、起動する。
手動による設定入力は行われない。詳細は、LiveCD/USBメモリへのデータ保存を参照のこと。
3 CD-ROM + .tar.gz floppy mode
CD-ROMブート後、FFSフォーマットのフロッピーディスクパーティション fd0a のルートディレクトリ直下の livecd-config.tar.gz というファイルを /mfs 配下に展開する。LiveCD/フロッピーディスクへのデータ保存を参照のこと。
USB flash mode 同様、手動設定は行われない。
4 CD-ROM + interactive shell mode
CD-ROMブート後、シェルを起動する。CD-ROM が /cdrom にマウントされているが、初期化処理はほとんど行われていない。主にデバッグ用途などを想定している。
このシェルを終了させると、通常のブートシーケンスが続行される。

0または1を選択した場合、以下の設定を行うこととなる;

Copying files from CD-ROM to mfs ... done
Linking files from mfs to CD-ROM ... done

CD-ROMからmfsにファイルがコピーされ、その後mfsからCD-ROM上のファイルにシンボリックリンクが張られる。

Set your keyboard type;
tables available for pc-xt/pc-at keyboard: encoding us de de.nodead fr dk 
dk.nodead it uk jp sv sv.nodead no no.nodead us.declk us.dvorak 
us.swapctrlcaps us.iopener jp.swapctrlcaps fr.swapctrlcaps be.swapctrlcaps 
us.swapctrlcaps.dvorak us.swapctrlcaps.iopener es be ru ua sg sg.nodead sf 
sf.nodead pt lt la br tr tr.nodead pl hu si
-> jp.swapctrlcaps

キーボードタイプを入力(省略不可、通常はjpかjp.swapctrlcaps)。

Set your root password..... please wait.....
Changing local password for root.
New password:
Retype new password:

rootパスワードを設定

Setting up network configurations? -> y
========================================
lo0: flags=8049<UP,LOOPBACK,RUNNING,MULTICAST> mtu 33224
        inet 127.0.0.1 netmask 0xff000000 
        inet6 ::1 prefixlen 128
        inet6 fe80::1%lo0 prefixlen 64 scopeid 0x5
dc0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500
        address: 00:00:39:58:cf:05
        media: Ethernet autoselect (100baseTX full-duplex)
        status: active
        inet6 fe80::200:39ff:fe58:cf05%dc0 prefixlen 64 scopeid 0x1
pflog0: flags=0<> mtu 33224
pfsync0: flags=0<> mtu 2020
enc0: flags=0<> mtu 1536

your network interface ? -> dc0
your IPv4 addr or "dhcp" ? -> 192.168.18.25
your netmask ? -> 255.255.255.0
your FQDN ? -> nimbus5.localnet
your DNS server ? -> 192.168.18.254
your default gateway ? -> 192.168.18.254

ネットワークを設定するか、する場合は設定内容も随時入力。
IPv4アドレスの入力でdhcpと入力すると、netmask以降は 省略。DHCPプロトコルにより設定が行われる。

Generate cryptographic keys? -> y

SSHとisakmpdの秘密鍵/公開鍵ペアを生成するか?
生成しない場合は、あらかじめ用意されているものが使われる。

以降、ブートシーケンスが実行され、その後ログインプロンプトが表示される。

アプリケーションガイド

CD-OpenBSD-3.8.iso.bz2に収録されている主なアプリケーションは以下のとおり;

に割り付けられている。また、ウィンドウの枠を左クリックでraise、右クリックでraise-or-lowerする*1


*1 ウィンドウの枠幅は1ピクセルしかないので、クリックは非常にしにくいが、twmの設定でDontMoveOffが設定されているので、ウィンドウがスクリーンの外に出ることはない。ウィンドウをスクリーンの端に密着して配置し、マウスカーソルをスクリーンの端に押しつけるようにしながらクリックすると快適に使える。

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